種の選別から催芽まで

種モミの脱ぼう
脱ぼう作業中
2月の終わりになると、いよいよ、米作りのはじまりです
まず最初は、去年の秋にとっておいた種モミの脱ぼう作業です
脱ボウ作業とは、お米の種モミのヒゲ取りのことです
お米には、ヒゲが生えているって皆さん知っていましたか?
種モミの脱ボウすることによって、後の作業をしやすくなります
ヒゲを取ることのよって、モミ袋にひかかりにくくなる、種まきの時、均一にまきやすい等です
リフトでつった種モミが、脱ボウ機の中で揉まれて、ヒゲが取れて出てきます
あまり早く出しすぎると、ヒゲが取れずに出てくるので、
全ての種モミ約1,3トンの脱ボウ作業が終了するまで3日はかかります

脱ぼう機 モミ入れ中 種モミ
ちょとずつしか出てきません! たまったモミを袋につめる私 ヒゲ取り前とヒゲ取り後の種モミ

種モミの選別・風選(トーミ選) H19〜ニュー

以前は、塩水選という比重選別を行っていましたが、
現在は作業効率を優先し、風選(トーミ選)で優良種子の選別を行っています

風選とは、モミを一定の風であぶり、重いモミと軽いモミを選別し、
重いモミを種モミとして使用するという方法です

トーミ作業の様子 トーミ
トーミ(唐箕)という昔からある選別機械です
昔は木製で今のものより2倍の大きさがありました
この中に羽があり、グルグルと風をおこします
手動式のもありますが、これは電動式です
選別される種モミの様子 選別される種モミの様子
上から一律に落とされた種モミ
軽いモミや、ゴミ等は手前にあぶり落とされます
右が種モミ用
左が2番の予備モミ
種もみの袋詰め 袋詰めされた種もみ
モミ袋に小分けします 小分けした種モミは再度紙袋に詰めなおし
消毒まで保存しておきます

種子の消毒 H19〜ニュー
水稲の種子は、消毒をしないと種まき後、
必ずといっていいほど、病気や害虫におかされます
なので、次の方法で種子消毒をおこなっています
温湯種子消毒
温湯種子消毒
種モミを60度のお湯の中に約10分間浸し、
種子の殺菌をするという方法です
農薬を全く使わない消毒です

以前の種の選別作業と消毒の方法

催芽(芽だし)
種子消毒した種モミは、次に催芽機(芽だし)にかけます
種モミは、品種によって若干異なりますが、水につかった積算温度が100℃になると芽を出しはじめます

*積算温度 水温が10℃だったら10日間で100℃
よって、催芽をするのは、芽が出るまでの作業日程の短縮(15℃〜30℃で3,4日)と
種まきをしたときに一斉に生えそろう手助けをするための作業です
催芽機
催芽機の中
催芽機
約400リットルの水槽の水が
ヒーターによって

温度管理されている

水が循環している中の様子
芽が出だすころになると、
米芽?(ビールだったら麦芽)
ともいうのでしょうか
なんともいえない
ような甘い匂いが漂ってくる
芽を出した種モミ
催芽した種モミ
籾殻からチクッと芽がとびだしている

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